くつ下片方ないよ!探して!
夫がキレる一番の原因は、洗濯後のくつ下が片方見当たらないこと。
くつ下が片方なくなる、どの家庭でも、よくあることだと思います。
私が何か集中してやっていても、手を止めさせて「探して!何でなくなるの?」と鬼の形相で怒ります。
「後で」は許されないのですね。
すぐ、今すぐ!なのです。
それは、夫からすると、体の一部がなくなったようなものなのです。大事な自分の一部。そりゃ、不安でしょうね。
でも、なかなか探しても見つからない。「新しいくつ下を買うから、許して欲しい。」そう思っても、それは許されない。夫の怒りが収まるまで、我慢です。まるで、嵐が去るのを待つような長く恐ろしい時間。
夫がくつ下がないのを気づく時と、私が夫よりも先に気づく時があります。
後者の時は、顔から血の気が引きます。「ない!どうしよう!また、怒鳴られる。夫が気づく前に、探し出さなければ!」家中、探し回ります。何時間も。それでもない時は、ゆううつで、終いには、そのくつ下の片方を隠すこともありました。「どうか、気づきませんように。」
いつもドキドキ、気が休まらない家の中です。